篠原様のCB750K1レストア記録
去る平成19年3月吉日、四国某県の篠原様から 「K1の紺色の製作が出来るか?」との御連絡を受けました。その後数回の打ち合わせを重ね御契約を頂きましたが、遠方からの御依頼につきレストア過程が確認できないことに対する不安が両者に残りました。
そこで、状況を詳細にご覧頂く意味も含めてこのような特集記事を作成することとなりました。
画像が多いためご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、その部分は今後改善していきます。
篠原様のみならず、皆様にも汎く楽しんでご覧いただければと思います。
車体編


フレームの錆とり、再塗装が終わり、作業場に届きました。
いよいよ車体の製作開始です。


バッテリーケース、オイルタンクは程度のよいキレイなものを装着しました。

excelのアルミリムを使用し、篠原様の御要望によりステンレススポークに張り替える予定でしたが、ステンレスには粘度が少なく、破損の危険性があるためアルミリムにメッキスポークを組むことになりました。タイヤはTT100を履かせます。

この写真のパーツはバフ掛け後に再メッキしました。

スイングアーム、センタースタンドもキズ・汚れのない塗装のキレイなものを装着いたしました。

フロントブレーキのディスクは歪みのないものを装着します。

K1用の新品シート(リプロ品ではありません)を装着します。


フロントフォークをオーバーホールしてアウターチューブを磨き上げました。
ネック部のベアリングはテーパーベアリングに打ち直した事で軽快なハンドリングが予想されます。
この写真のリアサスはスイングアームを支えるために装着しているもので、後で別のキレイなリアサスを装着します。

トップブリッジも塗装のキレイなものを装着しました。

リアサスは程度のよいヘタリのないキレイなものを装着しました。


メインハーネスは新品を使用しました。リレー等はオリジナルを使用します。


いよいよエンジンがフレームに納まりました。



三十数年前のエンジンでもここまでキレイになるものです。


篠原様のご希望によりDYNAのフルトラKitを装着予定です。 → 装着しました。(07.06.28)
DYNAフルトラKit装着後▼
当然ながらコイルもDYNAに交換します。
これによりポイント調整の煩わしさが無くなり確実に信頼性が向上します。


エンジンの輝きに合わせる為、HM300の新品を装着しました。




エンジン編

ヘッドカバーを取り外しました。

カムシャフトを外しました。

シリンダーヘッドを取り外しました。

オイル汚れを取り除き、Oリングは新品に交換します。

シリンダーヘッドを外した状態です。当然のことながらガスケットは新品に交換です。
付着したカーボンやオイルを取り除きます。

ガスケットを取り除きました。
オイルストーンでガスケットの残りカスを取り除き、平らに仕上げます。


シリンダーを抜きました。
シリンダー内部もピストンも、偏磨耗がなく、調子の良かったエンジンだといえます。

ピストン、ピストンピン、サークリップを外しました。

腰上オーバーホールをすませたシリンダーヘッドを装着しました。

エンジンヘッド部のネジは新品を使用します。

腰上オーバーホールを済ませ、ヘッドカバーを装着しました。

バフ掛けしてこんなにキレイになりました(ヘッドカバー)。セルモーターは走行4000kmの車両から取り外し、装着しました。

レストアが終了し耐熱塗装を施しました。見違えるほどキレイなエンジンになりました。





